請求システムの場合、テストベースには要件仕様書、設計文書、請求ルールを記述した契約書が含まれます。テスターはこれらの文書からテストケースを導出します。延滞支払いシナリオのテストケースは、違約金ルールを定めた要件から導かれます。文書が正式な変更手続きによってのみ変更できる場合、そのテストベースは凍結テストベースと呼ばれ、テストチームはテスト期間中、安定した基準を利用できます。
どのような文書がテストベースに該当しますか? コンポーネントやシステムの要件を推論できる文書ならすべて該当します。要件仕様書、設計文書、ユースケース、契約書、標準規格、さらにはリスク分析まで含まれます。テストケースの基になる文書群のことです。
凍結テストベースとは何ですか? 正式な変更手続きによってのみ変更できるテストベースのことです。テストベースを凍結することで、サイクルの途中で元の文書が変更されてテストケースが無効になることを防ぎます。
テストベースが重要なのはなぜですか? トレーサビリティの源泉だからです。すべてのテストケースはテストベースの項目に遡って追跡できるべきであり、すべての要件はテストでカバーされるべきです。トレーサビリティこそがカバレッジを測定可能にするのです。
テストベースが間違っていたらどうなりますか? テストベースの欠陥(例えば誤った要件)はテストケースに波及します。だからこそテストベースのレビューはテストの一部であり、こうした欠陥を早期に見つけて修正することが静的テストの主要な利点なのです。